-東京ギンガ堂公演 音楽劇 東京・坊っちゃん- 稽古潜入レポート 第二弾 【歌舞伎町フェスタ2010】@シアターパーク公演
大久保公園シアターパークに設営されるテント劇場にて7月9日~7月17日迄公演される、【音楽劇 東京・坊っちゃん】のお稽古場に本日二回目のお邪魔をしました。
先週の取材から1週間弱が経った今日。
更に集中力が高まってきたお稽古の真っ最中。
休憩時間をお借りして、夏目漱石と、その妻夏目鏡子でご出演されるお二方、「夏目漱石 役:金尾哲夫さん(写真左)」と「夏目鏡子 役:服部幸子さん(写真右)」にお話を伺いしました。
─今回ご出演される役柄を教えてください。
金尾哲夫さん[昴](夏目漱石 役):
「坊ちゃん」を書いた前後の夏目漱石を演じます。
一般に思われている夏目漱石像ではなく、今作ではパロディ化された日常的な彼の生活や、劇画調のところもあれば、シリアスなリアリティのある場面もある、といった色んな側面をもった漱石を演じます。
服部幸子さん[昴](夏目鏡子 役):
夏目鏡子さんの人物像に関しては、夏目先生がなくなられて後、悪妻と言われたときもあれば、近年になってからは彼女の存在があったからこそ、(漱石が)後世に受け継がれるような傑作を残せた、とも言われています。
今作では、漱石や周囲の、先を見据えて活動をしていた女性達とは対照的な、庶民的な力強さと明るさを体現しています。
演ずるに際して、夏目鏡子述・松岡譲筆録の「夏目漱石の思い出」など、いくつか本を読んでみましたが、たくましくて、明るく力強くというものを感じました。
今作ではこういった鏡子さんをデフォルメして演じています。
─お稽古を始められて1ヶ月程の今、どんなお気持ちですか?
金尾哲夫さん[昴](夏目漱石 役):
楽しんでいます。
今回の音楽劇の中では、一般的に言われている堅物や気取っている風に見える漱石像とは違って、実はお茶目で、ロマンティストで...と、表現するのが楽しいですね。
お茶目ぶりと、シリアスな部分の両方を演ずることを楽しでいます。
服部幸子さん[昴](夏目鏡子 役):
音楽劇ということで、普通の台詞劇とは違って歌や踊りが入ることで、新たに発見させられたりすることがあります。
音楽があることで役者も助けられたり、ということもあります。
表現の域が広がるというか、この歌のときは、彼女はどう動き、何を見るかな?などを考えながら演じ、考えることが楽しいです。
今作で出てくる他の女性達とは敢えて異なる表現を模索しながら稽古に臨んでいます。
金尾哲夫さん[昴](夏目漱石 役):
僕も役者をやって何年にもになりますけれど、何度やってもどう苦しんでも必ず初日は来る...!ということで、色々考えてもしょうがないので、きっと成功する!と思っています。
坊ちゃんが書かれた前後の彼自身と時代背景、夫婦関係と、周りを取り巻く人物像などが、今作ではデフォルメされているわけですが、夏目漱石という人はこういう人だったのか、と分かり易く伝わったら嬉しいです。
初日に向かって、そんな気持ちで成功させたい!と今思っています。
服部幸子さん[昴](夏目鏡子 役):
普通は、この時期になると、それまで稽古してきたことを大切に蓄積させていく時期になるんですが、今回の脚本・演出の品川能正さん率いる品川組は、役者が慣れないよう、もっと良い表現やアイディアがあるんじゃないか?とギリギリまで探求する方なので、ドキドキしながら、フレキシブルに挑戦しています。
─テント劇場という特殊な場所での公演についてはいかがでしょうか?
金尾哲夫さん[昴](夏目漱石 役):
僕は初めてなので、不安がありつつも非常に興味があります。どういう雰囲気なのかな?と。
楽しいと思います。
服部幸子さん[昴](夏目鏡子 役):
私は去年も体験しましたが、大きいだけではなく開放感もあるので、サーカスみたいな!?雰囲気ですよ。(笑)
楽しいと思います。
─見に来て頂きたい方、ご覧になる方へのメッセージをお願いします。
金尾哲夫さん[昴](夏目漱石 役):
音楽とお芝居の両方のいいところの楽しさを伝えられればいいな、と思っています。
服部幸子さん[昴](夏目鏡子 役):
見に来て頂いた方は、誰でもいいので誰か人物の一人に共感を持って頂けたら、と思います。
本日は、お稽古中にも関らず、お話をいただきありがとうございました。
金尾哲夫さんと服部幸子さんは、劇団の先輩後輩関係にもある、とのことで、対応してくださるお二人の気遣いも息がぴったり!
夫婦役のお二人を、テント劇場の舞台で拝見するのが、とっても楽しみです。
ギンガ堂公演 東京・坊っちゃんは、歌舞伎町大久保公園シアターパークテント劇場にて、7月9日開演です!
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