新宿パラダイス-光は新宿より- 取材レポート
"人間の理性と狂気を描く"作家として高い評価を得ている、品川能正さんによる脚本・演出の『新宿パラダイス』@歌舞伎町シアターパーク(大久保公園)公演が目前に迫ってきている6月初旬。その舞台ともなっている歌舞伎町で立ち稽古をしているとのことで、今回立ち会わせてもらいました。
本番さながらの迫力ある稽古を見させて頂きながら、脚本・演出の品川能正さん、百田光浩(力道山)役の丸山厚人さん、尾津喜之助役の大谷朗さんにお話しを伺いました。
─今回の『新宿パラダイス』の見所などを教えてください。
品川 能正さん(脚本・演出):
舞台は、戦後の昭和20年から約1年半の期間にあったマーケットが当局に潰され、それから8年後の昭和29年の「新宿」に接した人々の話で、ちょうどその時期は力道山が相撲力士からプロレスラーとして活躍していて街頭テレビがスタートした時期の話です。戦後の新宿の街から、もはや戦後の街ではない新宿を再現するというところと、今回公演をする、シアターパーク(大久保公園)に野外テントを張った劇場なので、冒頭とラストの公園全体を使ったスペクタクルな内容が見所です。
大谷 朗さん(尾津喜之助 役):
新宿という街とそこに住む日本人や色んな人種の人達が力強く生きているということ、
力道山をシンボルとしてさらに力強く生きていくというのが見所だと思います。カッコイイ大人がこの時代には一杯いた。元気のある日本がここにはあったという所ですね。
丸山 厚人さん(百田光浩/力道山 役):
舞台は新宿の闇市バラックなんですが、新宿にまつわる人々が交差していく時代背景であったり、力道山、尾津喜之助、田辺茂一などの歴史的人物の登場であったり、その時代を生き、ヒーローとして崇められていた人々の人生。初めてのテレビヒーロー力道山が与えた元気を上手く表現出来ているところなどが見所だと思います。
─どういった方に作品を見て頂きたいですか?
品川 能正さん(脚本・演出):
戦後でゼロから立ち上がった日本というところと、今の不況でどうしようもなく先が見えないといった背景が似ているかと思う。そんな中、力道山がテレビに出てきて日本人を勇気づけ、そして盛り上げ、元気を与えたというのがメディアの発達であり。この話をやるということは、今の時代に対する応援歌であり、戦後の状況をみればまだまだやれることは今あるんじゃないか、と。とにかく日本がんばれ!あとは、若い人でも新しい物を見る感覚で、そして年配の方は懐かしく見る感覚で見に来て頂ければと思います。
大谷 朗さん(尾津喜之助 役):
この時代を生きた人に新たな発見をしに見にきて頂きたい。そして、若い方にはかっこいい大人がこの時代には沢山いたということ、命をかけ色んなことをやった大人達がいたということを見て頂いて、沢山の可能性を見出して欲しい。今回シアターパーク(大久保公園)では、テントでやる舞台ということで、他では味わえない臨場感を感じて欲しいです。あとは、とにかく沢山の方に見て頂きたい。
丸山 厚人さん(百田光浩/力道山 役):
芝居のテイストとして、歌やダンスをいれたコメディータッチな所もあり、人が力強く生きるといった時代背景を上手く表現出来ていると思うので、色んな方に楽しんでもらえると思います。街頭テレビで力道山がヒーローになって人々に元気と活力を与えた影響力や人間力というのが、今の時代にはもっと必要なのではないかと思います。
新橋の街頭テレビに数千人が集まり熱狂したように、シアターパーク(大久保公園)に新橋駅前の空気感を再現出来るよう、楽しく、そして熱く芯のある舞台を作りあげるので楽しみにしていてください。
品川さん、大谷さん、丸山さん、稽古中にお話伺わせて頂きありがとうごさいました。とにかくそこ抜けに明るく元気なもはや戦後ではない、活力溢れる新宿を描いた『新宿パラダイス』は6月19日(金)から歌舞伎町 シアターパーク(大久保公園)内特設劇場で開演です。
INFORMATION
東京ギンガ堂公演 脚本・演出品川能正
『新宿パラダイス』-光は新宿より-
2009年6月19日(金)~2009年6月28日(日) 毎夕19時開演
チケット取扱い:
電子ぴあ TEL/0570-02-9999(Pコード395-051)
歌舞伎町商店街振興組合 TEL/03-3209-9291
(店頭販売9:30〜18:00)歌舞伎町1-19-3組合ビル5F
電話予約・お問合わせ:
東京ギンガ堂 TEL/03-3352-6361 http://www.tokyo-gingado.com
会場:
歌舞伎町 シアターパーク(大久保公園)内特設劇場 新宿区歌舞伎町2-43













