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歌舞伎町ルネッサンス その3

歌舞伎町の課題解決に向けて
こうしたクリーン作戦の展開とあわせて、シネシティ広場での様々なイベントによる「新たな文化と創造の発信」も行われました。映画「トロイの木馬」のモニュメントの設置や「マトリックス・レボリューションズ」の世界同時公開カウントダウンイベントがキアヌ・リーブスが来て行われるなど話題のイベントが開催されたのです。
しかし、歌舞伎町の街の課題は複雑であり、
・地元、警察、消防そして新宿区だけの取組み
・安全、安心のまちづくりのへの取組み
だけでは、解決に至らないことがだんだんとわかってきました。
次のステップとして、
■「安全・安心」、「地域活性化」、「まちづくり」などの分野からの総合的な対策の推進
■有識者、国、東京都、事業者など多くの関係者による取組み
が必要とされ、新たな歌舞伎町対策の推進体制として、平成17年1月、歌舞伎町ルネッサンス推進協議会が発足したのです。
歌舞伎町の将来のビジョン
このとき、歌舞伎町のまちづくりの目標である「歌舞伎町ルネッサンス憲章」が地元と新宿区で策定されました。
歌舞伎町ルネッサンス憲章
1 新たな文化の創造を行い、活力あるまちをつくります。
2 アメニティ空間を創造し、魅力あふれるまちをつくります。
3 安全で安心な美しいまちをつくります。
そして、「大衆文化・娯楽の企画、制作、消費の拠点」を歌舞伎町の将来ビジョンとしたまちづくりがスタートしたのです。
本来、歌舞伎町がめざしていた道義的繁華街の遺志を受け継ぎ、歌舞伎町のDNAをよみがえらせ、エンターテイメントの街として誰もが安心して楽しめるまちへと再興する、これが歌舞伎町ルネッサンスの趣旨です。
映画や演劇、映像、音楽、ファッション、スポーツ、アート、食・・・・歌舞伎町ルネッサンスを実現する新しい文化と創造のまちへと転換していく~こうしたまちづくりを歌舞伎町ルネッサンス推進事業として展開しています。